漢検 〜 日本漢字能力検定
「漢検」とは
「漢検」とは、「日本漢字能力検定」のことを指します。
「漢検」は漢字能力を測定する技能検定です。
単に漢字を「読む」「書く」という知識量を測るだけでなく、漢字の意味を理解し、 文章の中で適切に漢字を使えるかといった運用能力も測る検定です。受検者の能力を的確に測定するため、問題形式はほぼ記述式です。
級の設定は1~10級の12段階に分かれており、自分にあった級から始めてステップアップすることができます。
また、年齢に関係のない身近な学習対象でもあるため、3歳から100歳という幅広い年齢層が受検しており、 生涯学習としても注目されています。
塾での「漢検」勉強法
まずは、
級別配当漢字の練習帳「漢字学習ステップ」で、漢字1字1字についての読み、総画数、筆順、部首、意味、熟語、用例を学習します。
次に、
苦手分野の克服や自信のある分野の得点をさらにのばすには、「漢検分野別 問題集」でいろいろな設問パターンの練習問題を解いて実力をつけます。
例えば、部首や四字熟語が苦手ならその分野のページを最初にはじめるのも、より効果 的な学習計画です。
最後に、
検定直前の総仕上げとして「過去問題集」を使って実力を確認します。検定時に緊張してミスをしないためにも、実際に時間を計って解いてみたり、解答の仕方に慣れることで本番の検定にそなえて自信を持って臨むことができます。
漢検の3つのメリット
メリットⅠ
全国の大学・短大の入試で「漢検」が評価指標の対象になっています
2010年度入試において、「漢検」取得を人物評価、能力評価の基準のひとつとしている大学・短期大学は、 全国で461校1015学部・学科あります。(平成21年12月2日漢検協会発表)
評価内容は学校によって異なりますが、中には一般入試で「漢検」を評価する学校や、理系の学部で評価対象に採用するところもあります。
メリットⅡ
高校入試で「漢検」が評価指標の対象になっています
高校入試において、生徒の能力を学科試験の成績だけでなく、多面的に判断する材料として、また、必須能力の習得を客観的に証明するものとして、漢検は幅広く利用されています。
評価の内容は、出願書類などに記載されていれば参考にするというものから具体的に点数加算を行うものまで、学校により様々です。
メリットⅢ
全国の高校で単位認定制度導入
資格や特殊技能などを取得すると、高校の単位として認められるのが「単位認定制度」です。
これは、全都道府県の教育委員会から各学校にガイドラインや基準が通達されています。 それに基づき、「漢検」取得を増加単位として認めている高校が増えています。 その内容としては、国語Ⅰ・国語総合で2級を2単位として認定するケースが多いようですが、3級・準2級も認定単位数を変えて認定する学校もあります。
漢検実施について
毎年、年3回を予定しています。受験会場は、通っている各教室にて受験できます。詳細は、多加木教室・瀬部教室・三ツ井教室までお問い合わせ下さい。
漢検の対象漢字(受験レベル)について
- 10級(小学校第1学年修了程度)小学校第1学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
- 9級(小学校第2学年修了程度)小学校第2学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
- 8級(小学校第3学年修了程度)小学校第3学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
- 7級(小学校第4学年修了程度)小学校第4学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
- 6級(小学校第5学年修了程度)小学校第5学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
- 5級(小学校第6学年修了程度)小学校第6学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
- 4級(中学校第1学年~第2学年修了程度)小学校学年別漢字配当表の全ての漢字と、その他の常用漢字300字程度。
- 3級(中学校第3学年修了程度)小学校学年別漢字配当表の全ての漢字と、その他の常用漢字600字程度。
- 準2級(高等学校在学中程度)小学校・中学校・高校で学習する常用漢字と人名用漢字。
- 2級(高等学校在学中~高等学校卒業程度)小学校・中学校・高校で学習する常用漢字と人名用漢字。
- 準1級(高等学校卒業以上)常用漢字を中心とした、約3000字。
- 1級(高等学校卒業以上)常用漢字を中心とした、約6000字。
漢検の合格の目安と検定時間
- 10~8級・・・150点満点で、およそ120点以上で合格。検定時間40分
- 7~準2級・・・200点満点で、およそ140点以上で合格。検定時間60分。
- 2~1級・・・200点満点で、およそ160点以上。検定時間60分。
※検定実施後、約40日で受検者全員に検定結果通知。合格者には検定結果通知と合格証明書が教室へ送られてきます。
家族受験表彰制度について
家族で受検し合格された場合、個別の合格証書に加えて『家族合格表彰状』を授与する制度です。
同居の家族はもちろん、祖父母と孫、単身赴任の父と母・息子・娘、遠くに住んでいる家族とでもこの制度が利用できます。
家族全員の名前が入った表彰状
家族で受検し、合格された方全員の名前が入った表彰状が交付されます。
(表彰状は申請された1家族につき1枚の発行となります)
各自の力に合わせて受検級を決め、家族みんなで「合格」という目標に向かって学習。みんな同じ時間に机に向かったり、互いにわからないところは聞きあったり、時には出題しあったり・・・ぜひ家族同士で励ましあって学習してください。難しい勉強も家族でやれば楽しくなるはずです。
現在までに累計13,000家族が表彰状を手にしています!(平成21年度第2回までのデータより)皆様もぜひ表彰状を手にしてください!
申請条件
- 2名以上6名以下のご家族で、申請者全員が漢検1~10級のいずれかの合格者であること。※2つの級に合格された場合は延べ2人と数えますが、お一人では申請はできません。
- 全員が同年度同回の検定においての合格者であること。
申請方法
ご希望される方は、当学園で手配致します。